あらえびすブログ

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内田樹さんの「困難な成熟」の中のゼノフォーブ=外国人嫌いを悪魔教嫌いや工作員嫌いに直して読むと!

勘違い愛国心=ゼノフォーブを、悪魔教工作員認定大好きイデオロギー思考者と置き換えて読み直すと、如何に陰謀論が虚しいかがわかり出すだけでなく、その思考形態こそが地球の矛盾を、現代社会の闇を拡げてしまうに気付けます。

それは、本気で新しい世界を求めるのならば、自らの進化として陰謀論から卒業しなくてはならないだろう!と、僕は思うのです。て





さて、内田樹さんに登場して頂きましょうか。



ゼノフォーブの攻撃対象にはか「外国人に対して過度に宥和的な同国人」も含まれます。

そもそも彼らが「非国民」とか「売国奴」と呼び、攻撃対象とするのは同国人です。

外国人よりも同国人に対する憎悪のほうが大きいことさえあります。いや、そのケースのほうが多いかもしれません。

自分と政治的立場を異にする同国人について、その処罰や排除を要求する心的傾向のことを「愛国心」と呼ぶのは言葉の使い方として間違っていると僕は思います。

だって、「国」が成り立つために「国民全員が同一の政治イデオロギーを共有すること」という条件は含まれていないからです。

片山さつきの政治的主張に同意する人たちで形成された集団のことを『国』と呼ぶ場合に限り愛国的な人」というような限定条件付きの「国」について、「場合に限り」までを省略して「愛国的」という言葉を使うことはできません。

使ってもいいけど、そういう「ユーザー辞書」のような特殊語義で普通名詞を使っても、他人とは意思疎通できない。

「私」と同じ考え方や感じ方をするものだけが「日本人」であり、違う考え方や感じ方をするものは「非国民」であるというロジックは「愛国」的な方たちがほぼ無反省的に採用するものですが、これは原理的に無理筋です。

こんなお話があります。

昔、あるところに、自分のことが好きで好きでたまらず、ついに自分を称える「私歌」を作って、自分の紋章を染め抜いた「私旗」を立てている男がいました。

その人が道行く人を呼び止めて、「キミ、私といっしょに『私を称える歌』を歌い、『私の旗』にお辞儀をしなさい」と命令しました。

通行人は怪訝な顔をして、「え、いやですよ」と応じました。

男は「そういうことを言うやつは『私』ではない」と恐ろしげな顔をして宣告を下しました。通行人はびっくりして走り去りました。自分が好きで好きでたまらない男は、その後ろ姿に向かって「この非私!」と罵声を浴びせました。

おしまい。

当今の「愛国者」(陰謀論者)たちはこの「愛私者」に酷似しているように僕には見えます。

彼らが好きなのは自分の国ではなく、自分自身なのです。

悪は局在するという仮説

「ゼノフォーブ」の採用する社会理論は「私たちの社会の不調は、私たちの社会に入り込み、国富を収奪し、国威を損じている外国人(支配陰謀者)たちである。だから、彼らを組織的に排除しさえすれば、私たちの社会は原初の清浄と豊饒を回復するであろう」というものです。

この理論を徹底させた実例としてナチスドイツの反ユダヤ主義があります。その他にもスターリン時代のソ連や、毛沢東文化大革命や、ボル・ポトの粛清も、どれも論理構造は同一です。

ナチスはすべての社会的不幸の原因を国内国外のユダヤ人による政財界、メディア、大学の支配のせいだと主張して、自国だけでなく、侵略占領したヨーロッパ諸国のユダヤ人600万人を虐殺しました。

彼らの理論が正しければ、ユダヤ人を組織的に虐殺した後、ドイツはその堕落から回復し、栄光の絶頂に達するはずでした。でも、戦況はかんばしくありません。

しかたがないので、ナチスの戦争指導部は「スターリンも、ルーズベルトも、チャーチルも、みなユダヤ人の走狗である」という説明を採用して、さらにユダヤ人虐殺に精を出しました。

戦況はさらに悪化しました。

最後に、彼らがたどり着いた結論は(たしかに論理的にはそれ以外にありえないのですが)「ナチスの戦争指導部を支配して、敗戦に導こうとしているのはユダヤ人(悪魔崇拝者イルミナチャン)だ」というものでした。

ナチスの宣伝相として、「諸悪の根源はユダヤ人である」というデマゴギーを(それが嘘だと知りながら)政治的宣伝に利用してきたヨーゼフ・ゲッベルス自身、最後には「自分がその捏造に加担したデマゴギー」を信じかけたほどでした。

そして、彼らはベルリン陥落の直前には、「アドルフ・ヒトラーその人がユダヤ人ではないのか」という絶望的な疑念に囚われたのでした。

これが「ゼノフォーブ」が陥るジレンマです。

いくら外国人を排除しても、自分の国のシステムがさっぱり好転しない。
するわけがありません。

社会システムの不調はたいていの場合は制度全体の経年的な劣化と部品の疲労が原因であって、すべての要素はすばらしく好調で健全に働いているのだが、ただ一種の「悪の要素」があって、それが入り込んでいるせいでシステム全体が機能不全に陥っている…というようなことは制度設計上ありえない。

でもゼノフォーブたちは「悪は局在する」という仮説を手放しません。


自滅の構造

この国は(自分も含めて)調子が悪いとは考えずに、局所に諸悪の根源があり、それがシステム全体を毀損していると考える。

外見的に差別化できる人たちがそのとき「外国人」に選択されます。

住むところが違う、服装が違う、言葉づかいが違う、宗教が違う、食文化が違う、その他もろもろ。でも、もうひとつ大事な条件があります。

それは、いくらひどいことを言って罵倒しても暴力的に差別しても、効果的に反撃してくるリスクがないということです。

この二つの条件を満たす社会集団が「諸悪の根源」として選好されます。

これは世界中のあらゆる「ゼノフォビア」に共通して見られることです。

ほんとうに強大な外国人、ほんとうにその国を支配できるくらい強力な外国人は拝外主義的な愛国者のターゲットには絶対なりません。
例えば、日本列島におけるアメリカ人は差別の対象にはなりません。

日本人とは、容貌も言葉も違うし宗教も違う。そもそも日本社会のシステム不調の大半は「日本がアメリカの従属国であって主権国家ではない」という現実から派生しているわけですから、「アメリカ人こそ諸悪の根源である」という説を唱えてデモ行進したり、反基地運動をしたりする「ゼノフォーブ」がいてもいいはずなのですけれど、僕は見たことがありません。

当たり前ですよね。それはアメリカ人が「ひどいことを言って罵倒しても暴力的に差別しても、効果的に反撃してくるリスクがない」という条件を満たさなければならないからです。

ですから、在日コリアンとか、在日中国人とか、在日フィリピン人とか、在日ブラジル人とかだけが「ゼノフォーブ」の対象になります。

でも、仮にそうやって「弱い外国人」を手際よく追い払ってみたとしましょう。そんなことをしてももちろん日本社会の社会システムはまったく復調しません。

「外国人だから」という理由で、どんな優秀な人でもどんな賢明な人でも、システムの要路に立って、政策決定に関与するポジションには立てなくなる。その代わりに「不出来な日本人」がキャリアパスを順調に上昇してゆく。

日本人にとっては結構なことかもしれませんが、それでシステム不調がV字回復するということは起こらない。

外国人を排除してみたけれど、さっぱり社会システムは好転しない。さて、そういう場合にゼノフォーブたちはどういうふうに推論するのでしょう。

簡単ですね。

それは、日本人のくせに悪い外国人の手先になっているやつらが、「獅子身中の虫」となって、国を裏切る破壊工作をしているのだという説明を採用することです。

ゼノフォーブたちは、必死になって「第五列」「敵性国民」「スパイ」を摘発することになります。

そうやって「非国民」たちもどんどん排除してゆき、ついに「非国民」たちで強制収容所は満杯になりましたが、まだ社会システムの機能不全は解消しません。

解消しないどころか、どんどん悪化してゆきました(だってまともな働き手をどんどん粛清し、収容所に放り込み、頭の悪い「純正日本人」だけで社会を回しているんですから)。

こうなると、最後には、「非国民や売国奴を摘発していると称している自称『愛国者』たちの中にこそ、非国民や売国奴が入り込んでいるのではないか。『灯台下暗し』、私たち以外の自称『愛国者組織』こそが売国奴の巣窟なのだ」という自滅的な推論に導かれます。

必ずそうなります。

自分の身体の中に侵入した「病原菌」を残滅しようと菌に侵された「患部」を切除しているうちに、手足を失い、臓器をえぐり出し、最後には「自分の首」を切り落とした人を想像してみてください。

拝外主義的愛国者とうのは、それに似ています。

みなさんの周りにいる「愛国者」たちのうちで、この「自滅的なルート」へはまり込む危険に十分自覚的であり、そうならないようにするために何らかのフェイルセーフを装備している人を見たことがありますか?

どこで「外国人」や「非国民」のカテゴリー拡大を止めるべきなのか、それについて理論的にでも経験的にでも、「ここまでやると、やりすぎ」というリミットを設定している「愛国者」を見たことがありますか?

僕はありません。

ネット上で、排外主義的な言動をめぐって議論がなされるとき、反対者に向けて「在日」(イルミナチャン悪魔崇拝者)というレッテル貼りをする人がいます。たくさん。

その語の差別的な使用法にももちろん問題はありますけれど、それよりも、自分が攻撃している相手が同国人であると(たぶん)知りながら、議論の都合上、相手を「外国人カテゴリー」に押し込むほうが「話が早い」と信じて、外国人カテゴリーのエンドレスの拡大に勤しんでいることのほうが問題です。

「自分に反対するやつは外国人であるに違いない」という推論を自分に許した人間は、そのときに、自分以外の人間については、それが誰であれ、「外国人」だと名指して、その排除と処罰を要求する権利を自分に賦与したからです。

でも、その権利を自分に賦与するときに、その権利の正統性について、客観的な根拠に基づいた挙証をしませんでした。

だから、同じ権利を他の人たちが要求してきた場合に、それを退ける方法がない。

自分には「外国人を恣意的に認定する権利がある」とした根拠は「だって、オレこそ真正の愛国者だから」という自己申請だけだったからです。自己申請を権原にして「愛国者」になった人は、他の「愛国者」の「だって、オレこそ真正の愛国者だから」という自己申請には適法性がないことを証明できません。

そういうことです。

愛国者たち(陰謀論者)はそんなふうにして、共同体の全員がお互いを「外国人」「非国民」と等権利的に告発し合うことのできる、「夢の逆ユートピア」の建国の礎を積むことになります。

それが外国人やその走狗が共同体の中に入り込んでいるせいで「本来であれば、順調に機能したはずのシステムが不調になっている」という説明を受け入れた人間が必ず陥るピットフォールです。




一部だけ()にして、イルミナチャンやら、悪魔崇拝者やらにしてみました。

結局それは頭の悪さが、なし得る技であるのです。

皆で共に、頭が良い=成熟した大人=目に映る全てと対立せずに調和出来るクールな人類に、成長しましょうよ。

自分達で、そんな場を創り出す為に、集まりましょうよ。

様々を、持ち寄り、雛形を創り出しましょうよ。

NPO サンタクロース プロジェクトに、売り上げの7割を舞わす(回す)ウルブズ寒ジャケ8切れで500円で日本全国、アジア市場、来年はアメリカ市場、ヨーロッパ市場に、エシカルビジネス アラエビススタイルを何としても広げますが、今シーズンのサポーターさん向けの丸ごと寒ジャケ150本は、好評につき、更に上限は千本で、もう一ランク上の鮭で来シーズンも市場には出ない価値として大神魅素(此方は上限10キロ✖️100名)同様に制作しますが、NPOを支援する現伏流水サポーター会費は100%、更に日本酒と昆布に付けて柔らかさが有る状態での、8切れ入り小袋売上げは70%支援の商品で、この製品は二千本分(一本50袋)仕込みます。
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同じく返済は来年夏一括にて。利子はやはり残念ながら寒ジャケ一本です。

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