あらえびすブログ

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鹿よ おれの兄弟よ 5

アラヤシキとは、無意識の本当に深い部分。

ここにある、自然界と本気で共に生きる生き方にのみ、未来の可能性がある。

それがアニミズム

災害も逆らったり、逃げたりから、共に生きた日本人に戻る時に、進化が起きる。

常識を捨てた先にある、今ではまだまだ非常識な様々にこそ、進化がある。

エハンさんが言う、太陽からエネルギーを取り、松果体が肥大して進化していた縄文人だから、全く違う脳の使い方であの時代を生きれた。

それは、人類が人類の都合でのみ生きてる今とは、全く違う発想から生きていた。

その脳の進化には、生きた水と太陽エネルギーが重要。

だから自ら実験するしかない。

誰もが受け入れる頃には、定説になるが、その前に予感に従い実験にチャレンジした生命だけが、自然界でも進化を実現させる。

その根底にある、アニミズム知性は、この絵本に全て言い表されている、





鹿よ うつくしい おれの 兄弟よ

おまえの たましいは

森の主のもとへ かえった

そこで やすらいで のち いまいちど この森に もどってくるに ちがいない

いまいちど おれのまえに そのすがたを みせてくれ

まるい月が のぼり

川波が 銀に くだける

バウ バウ バウ

ふくろうが 鳴く


小舟は 川を くだる

小舟は 川を くだってゆく




森のなかの ちいさな 小屋では

妻と子が

おれの かえりを まっている

ちいさな 息子は

あの月のような 母の ちぶさに

ほっべたを つけて

チュ チュ チュ チュ

おっぱいを のんでいるだろう




やがて わが家へ 戻り

おまえの くれた 肉を くうため おれは 火を もやす

バリ バリ ビッビシッ ゴォーオー

焚き火は もえ 天空たかく 火の粉が とぶだろう

みあげて ちいさな 息子は

手をふり 足をふるだろう

息子の血 息子の肉となる 鹿よ おれの 兄弟よ

つくしい 火の粉が とぶ ひとつ もう ひとつ


フィリュー フィリュー

舟を こぐ おれを むかえて 川風が ふく




鹿よ 心広い 友よ

おまえの おくりものを みやげとして

小舟は すべる

小舟は すべる

月光のもと

森のなかの ちいさな 小屋

妻と子の まつ 家へと