事実上、石器時代に戻る。2019年問題 EMP電磁パルス攻撃。
EMPとは、核爆発によって放出されるガンマ線が強力な磁場を発生し、その磁場によって地上に育成する大電力の電波の事。
30~400キロという高高度で核爆発を起こすと、地上での拡散など攻撃力が最も甚大になる。
イメージとして宇宙から押し寄せる目に見えない津波のようなものだ。
朝鮮中央通信による北朝鮮の「公式発表」を受けた韓国公共放送KBSは、「自動車などの交通手段や金融機関、病院、通信施設など、すべての施設が停止したり、誤作動を起こしたりして、事実上石器時代に戻る」と専門家の声を紹介した
しかし、日本には2年以上前からこの攻撃の危険性を指摘していたアナリストがいた。
元陸上自衛隊化学学校長の鬼塚隆志氏(68)である。
(中略)鬼塚氏によれば高高度電磁パルス(HEMP)は瞬時に半径数百~数千キロ以内に存在する電気系統を破壊する。
現在の電子機器はEMP攻撃を考慮せずに微弱電流・電圧で作動する超集積回路を多用していることから、極めて脆弱だ。
しかも、大量破壊に備えていない現行の態勢では、復旧が数年に及ぶことも考えられ、疾病の蔓延や飢餓が発生して結果的に多数の死者を出す危険性がある。(AERA2017年12月11日付)
ここから浅井隆さんの予言的フィクションに入る。
全部を載せると、相当長いので前略すると、
電磁パルス攻撃を仕掛ける目的をつくるため、木造不法操業船による日本海域での漁業、それに対抗する海上自衛隊であるが、今のところ何も手が出せないために、日本からの攻撃を仕掛けることはできない。
と同時に、戦略として北朝鮮はそのようなシナリオ上の行動をするので、ICBM大陸間弾道ミサイルではなく、お得意の射程500km以内のスカットCミサイルの為に、米軍及びトランプ大統領は一切動かない。
その中での電磁パルス攻撃は、あらえびすも関わる民間危機管理でずいぶん前から2019年問題として取り上げられている。
まずはこれへの対処の為に一度東京に道場を開く必要があったのだ。
ではここから、浅井孝志の大予言による電磁パルス攻撃当日のシミュレーションを読んでみよう。
今日はクリスマスイブ。
「そろそろ上がる時刻だ」
山崎誠はパソコンの電源を落とし席をたった。
時刻は7時をまわったところで、他の社員も今日は上がっている。
誠は千代田区にある、中堅商社の総務課長だった。
結婚はしているが子供はいない。
妻とは共働きで、いわゆるダブルインカムノーキッズすなわちdinksだ。
結構リッチな生活を謳歌している。家はオール電化のタワーマンションの36階だ。今日は7時半に2つ隣の駅近くのイタリアンレストランで、妻の洋子と待ち合わせ
~中略~
誠はちょっと浮き立つ気持ちでエレベーターに向かった。
オフィスはビルの11階と12階を借りている。総務課は12階だ。
エレベーターに乗り、1回を押す。エレベーターが下りてゆく。
とその時だった。
エレベーターが止まった。照明が消えた。停電だ。
閉じ込められるのか、誠の不安が少しずつ募っていった数十秒後、エレベーターが動き出した。このエレベーターには、停電時自動着床装置が整備されていた。
少し動いて、4階まで下りたエレベーターは、そこでとまりドアが開いた。
誠は外に出たが、4階のフロアーは真っ暗であった。
手探りで階段を探す。
「こっちの方だったよな」
「あった、階段だ」
誠は慎重に踏み外さないように降りてゆく。
3階2階そして1階、外に出る。
イルミネーションに飾られた街路樹が、並んでいるはずの通りは漆黒の闇であった。
イルミネーションはもちろんビルの明かりも、信号さえもついていない、そして目を凝らすと、通りの全ての車は止まっていた。
漆黒の闇の中を雪が降りしきっている。
異様な喧騒の中で、雪が降りしきっている。
「真っ暗だよ、真っ暗」
「スマホ使えないぞ」
「一体何なんだ」
これは単なる停電じゃない。
誠はとにかく駅に向かった。
地下鉄は動いているのだろうか。
無理な気がするが……
駅までは普通に歩けば5分くらいだが、何しろ真っ暗だし、そんな中人が蠢いているし、誠も手をかき分けるようにして、何とか向かっていった。
車は止まっているから、歩道も車道も関係なく歩けたが、駅の入り口の階段手前で、もう進めなくなった。
先に見えるはずの駅も真っ暗だ。
前へは進めないが、後ろからはまだ人が押し寄せて来る。
「地下鉄は止まっています。地下鉄は止まっています。」
駅の方から、駅員だろうか、誰かの叫ぶ声が聞こえた。
「これはダメだ」
誠はとりあえずいったん会社に戻ろうと思った。
しかし、駅に向かう人々は次から次へとやってきて、戻ろうとする誠の行く手を阻んだ。
誠は
「地下鉄は止まってますよ!地下鉄は止まってますよ!」
と叫びながら。
人をかき分け会社に戻った。
真っ暗闇の中、12階までの階段はとてつもなく長かった。
オフィスにたどり着いたときには8時半を回っていた。
「1時間半か。」
駅まで往復しただけで疲れ果てていた。
試しにオフィスの固定電話を取り上げてみる。
うんともすんともいわない。
やはり完全な停電だ。
ようこはどうしているだろうか。
うちも停電しているのだろうか。
デスクにうつぶせになる。
しばらくすると寒さが身に染みてきた。
そうか、暖房が切れているんだ。
なにか暖かいものが飲みたい。
誠は手探りで、給湯室に向かった。
蛇口をひねる。
しかしお湯はもちろん、水すら出ない。
12月25日、クリスマスの朝を迎えた。
太陽は照り始めた。しかし誠の体は凍え切っていた。
「お湯でいい、お湯が飲みたい。」
誠は心底そう思った。
誠だけではなく、難民と化した何百万人の都会人が
この時、お湯を切望していた。
全てのシステムがダウンした時、都会ではいっぱいのお山桜桃手にすることは困難であった。
2019年クリスマス。
北朝鮮からの贈り物によって、
東京は石器時代にタイムスリップしたのだった。
ものがたりは、これで終わりだが想像してみてほしい。
エレベーターの止まったタワーマンションの36階まで登っていくことを。
いや、そもそも、コンピューター制御のタワーマンションの入り口を開けて出入りできるかどうか。
誰かが入り口のガラスをたたき割るしかないのではなかろ言うか。
着いた我が家には、電気も水もなく、情報も一切入らない。
情報を発信することもできない。
しかも季節は冬。
暖房器具は一切使えない。
更にこれが復旧するまでにかかる時間は
東日本大震災とは違い、
電磁パルス攻撃の場合は数年といわれている。
僕はこのようなことが起きるであろうとの予測で、20年前にこの活動を始めました。
その中で縁あり、国の民間危機管理に入ったときに、
この2019年問題のことは、7年前に聞きました。
そのようなシナリオ上における、駆け引き予測は、
今のところどう見ても予測通り動いています。
ですから水を確保し、薪を確保し、せめて水のサポーターさんの家族は救いたいと、土地を確保する方法を作り、サポーターさん方と何年間か生き残れる仕組みを創ろうと、伏流水サポーター制度からの様々に着手しております。
そのなかでこの2019年までには、ある程度の準備が必要です。
無かったら幸い。
あった場合を考えるならば、(十分予測されるために)
備えあれば憂いなし。
無かったとしても、それはこれから日本が、
二流国家として生きはじめるための入り口として十分無駄ではありません。
また、この冬に仕掛けられることも十分予測されています。
それは全てを電気に頼ってきた都会への十分な危機につながるからです。
そのなかで地球環境の劣化と、気象変動装置が稼働しているとするならば、
この徐々に雪が都会でふっていることへの前からの僕の警告にも
その裏での大きな提議があったからなのです。
さあ、有志よ。
東京道場に集まり、しばらくは復旧させる都市部と、
命が継続する田舎を結びながら暮らす雛形を
創成していこうではありませんか。
東出融