あらえびすブログ

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アメリカでも始まったプロレタリアアートからの改革!必読!

こんなニュースが入ってきています。

以下引用

ハーバード大学が18歳から29歳の若者に対して行ったところによると、51%が資本主義を支持しないと回答。指示すると回答した42%を9ポイントも上回りました。

ではどんな政治体制を望むのかという質問に対しては33%が社会主義を望むとしながらもそれ以外は明確な答えはありませんでした。調査者によると、資本主義の意味するものが人によって大きく違うため、この結果について説明するのは困難だが、若い世代が市場主義経済という現状に対して不満を抱いていることは指摘できるとのこと。

以上引用 以下全文は
buzzap.jp/news/20160428-us-young-adults-reject-capitalism/


アメリカというのは、現地の人々を追い払い、絶滅寸前まで追いやって手に入れた株式会社と宗教原理主義者が作った国です。

彼らがやろうとしてきた資本主義や市場原理主義経済は、もはやアメリカの若者の過半にとっても支持されないモンスターになってしまったのでしょう。


彼らは、自分たちがやっている資本主義や市場原理主義経済が間違っていることには気付いてきたが、まだ、どうすればいいのかわからないようだ。


アメリカ合州国は、建国以来93%戦争しているそうだ。

そんな馬鹿げた国は、他には無いのである。

そもそもの根本が間違っているとしか言いようがないのだ。


彼らが再生するためには、まず、自分たちの土地と同じような風土・気候で暮らす人々が、どういう仕組みで生きてきて、どのような暮らしをしてきたかを知る必要があるだろう。

そこを理解する事をせずに、原住民を追い出して建国してしまったために、こういう事態になっているのだと思う。


東アジアとアメリカ東海岸は、地理的によく似ている。
中央アジアはアメリカ中部に近いし、西アジアは、アメリカ西部に近い。

今までアメリカは、そうしたアジア(ユーラシア)の土地に対する知識を、その国や地域の土地や暮らしを資本家が好き放題出来るように無茶苦茶に変えるために使うというやり方をしてきた。(戦争やレジームチェンジなど)

自分たちのやり方が絶対的に正しいから、そのやり方に合うように変えてしまうという方法論だ。
これが、間違いの根本にあるのだ。


自分たちの土地と同じような風土・気候で暮らす人々が、どういう仕組みで生きてきて、どのような暮らしをしてきたから、その土地の人々は、その土地なりの幸福を感じることが出来てきたのかということを知り、それを資本主義的に市場原理主義的にアメリカや多国籍資本のためにその土地や暮らしを破壊するのではなく、じぶんたちの住む土地アメリカでどのように活かしていけば良いのか?その土地に住む人達が、どのようにすれば幸福に暮らしていけるのか?理解して実践していく時、アメリカは、初めてまともな国に生まれ変わると思う。


たとえば、アメリカ東部や東南部は、米農家を育ててみると良いと思う。
KKKになりそうな貧しいアメリカ白人が、プランテーションではなく、自らその土地に合った米を植え、育て、収穫して暮らせるようになった時、彼らは、本当に幸福な暮らしが出来るようになるかもしれない。

そうなれば、彼らの人種蔑視などというものは消えてなくなるかもしれない。
元に住んでいた人々が、いかに優れていたかを知ることになるからである。


東アジアが、あれほど人口密度が高くてもまともに暮らしていけるのは、その土地に適合した米を中心として作って、それを食べて暮らしているからに他ならない。

たとえば中国とアメリカは、面積はほぼ同じだが、中国は13.5億の人口が居て、そのうちの3億人は、既に海外旅行に行くことが出来る生活レベルだそうだ。

一方、アメリカは3億人の人口で、フードスタンプ利用者が5000万人居る。

環境の条件は、ほぼ同じなわけだから、これは、アメリカのシステムがいかにレベルが低いか?の決定的な証拠となる。

中国は、そもそも人々が生きていくために1万年かけて米栽培を中心とした国づくりをしてきたが、アメリカは、1万年かけてトウモロコシや米を作って生きてきた人々を追い出して奴隷として売り払い、換金作物の栽培に切り替えたのだ。
そして、アメリカの富は、ごく一部の人々とタックスヘイブンにある。


ベトナムは、あれほどアメリカが無茶苦茶に破壊した国だが、もう既にかなり再生してきている。

アメリカは、崩壊しそうになっている。


他にもアジアのやり方に学ぶべき点は多々あるに違いない。

たとえば、大豆を家畜の餌やバイオエタノールではなく、枝豆や大豆加工食品にして食べる。
こうすれば、農家は、単位あたりの利益が断然多くなるわけだし、遺伝子組み換え大豆も必要なくなる。
大型の機械で大規模農業をやらなくても済むので、少ない土地でも自営農業が可能になるはず。

つまり、小作人でも自営出来るのだ。

枝豆は、健康的ファストフードとして、アメリカの生活の中にも馴染むはず。
枝豆はタンパク質が豊富なので、これを前菜で食べれば、肉の消費量を減らすことが可能になる。
結果として、健康になり、医療の財政支出も減らすことが出来るのだ。

作物を大々的に輸出して資本家の利益にするのではなく、自国で作って美味しく消費出来る仕組みにすれば、はるかに人々の生活は良くなるはずなのだ。

しかも、作物と作物の間に大豆を植えれば、豆の効果で畑は蘇るわけです。

こうした智慧の蓄積がアジアにはある。

料理にしても、膨大な蓄積がある。

TPPを押しつけたり、KKK的なものを育成して対立するより、こういう方が、アジア(ユーラシア)の人々も、アメリカに住む人々も双方幸福になれるはずである。

TPPもTTIPも人々の暮らしには不要なものだ。

TTIPにしてもそうだ。
欧州には、その土地に合った暮らしに対する膨大な量の蓄積があるのだ。
本当は、アメリカは、それを学ぶべきなのだ。


アメリカは、アジア(ユーラシア)から学ぶことが大切だし、アメリカに元々住んでいた人々の暮らしに正面から向き合う必要があると思う。

そして、自分たちの国の本当の歴史と向き合う必要がある。


アメリカという国が決定的におかしいのは、原住民を排除して資本家のために作られた株式会社が作った国だからだ。

そういう株式会社が作った国の植民地であるために、日本は、彼らのATMになっているのである。


株式会社があっても構わないが、
国が株式会社の利益のためにあるというのは、異常である。
国は、その国の人々のためになければならない。
私達は、国のために生きているのではないし、まして、株式会社のために生きているのではない。


これからは、アメリカが一方的に自分たちのシステムを世界に押し付けるのではなく、自分たちの土地で生きている人々の暮らし向上のために、他国や自分たちの本当の歴史から学び、取り入れ、再生していく時代にならないと、アメリカは、本当に奈落の底に落ちるのではないかと思う。