伏流水はペットよりも繊細に呼応する。本当に僕らの想う方向に育てられる。生きてるとはこう言うこと。
生きてる水とは、何も難しくない。
お人形で電池入れてワンワン吠える犬と、本物の犬を比べると直ぐにわかる。
僕で言えば、イヌゾリでこのイノベーションに犬も参加してもらうと決めているから、当然イメージは掴めている、
ただ生きているから当然此方のイメージでは無理で、うちで言えば雪ちゃんのようにそのイメージを向こうも持っているかいないかが、まず需要になるし、そのためには実地訓練しかない。
そこには仕事を共にしながら、お互いの持ち場を自覚しながら語りかけるという、作業が必須だ。
福島からイヌゾリ犬仕込みのためにやって来た大ちゃんもこれからですが、多分DNAがお山で目覚めた時から、彼は夜泣きしなくなるでしょう。
人間も動物も自分がDNAの本質に目覚めたときに、依存がなくなります。
役割を知って、行動していくと必ずあー私はこれだったのだと、自然に胸が張って横隔膜が収縮してくる。
決して他者を威嚇するために、胸など張らなくても良くなる。
自分に自信がないと、逆に他者に胸を張ろうとする。
犬も同じで、コミュニティー内で自分に目覚めると、コミュニテイー内でリーダーを装う必要がなくなる。
これはシュタイナー教育での、クラス作りも一緒。
僕で言えば、水汲みそして水守り育て人、そして森が求めるこの霊山が
求める人間コミュニティーのあり方をデザインして、実践すると自分のDNAに出逢ってからは、ハラが立つことも殆どなくなった。
ワーキング犬によって気付かされる自分の役割は、犬から見た人ゾリをやる気があるかないかです。
お前がきついときは、休みながらかもしれないけれど、俺が引くから共にこの生きた水で更にエネルギー値の高いお水を届けて、人も コミュニティーも国もどんどん意識変革させてしまうぞとの想いが、犬にも何か伝わった時に奇跡がおきます。
それは水さえも変える。
生きた水は、あなたの今の状況に呼応します。
ですから、この水はあなたの今の味です。
そしてこの水が甘くなって来たら、あなたが変わって来たのです。
犬も同じです。
無駄吠えするのは自分に満たされていないから。
だから、1日も早く大ちゃんを山に連れ出したい。
雨ちゃんと花ちゃんも勿論お山は四季に関係なく大好きです。
でもこの二匹は、水汲みワーク犬ゾリとは、呼応しません。
花ちゃんは、犬コミュニティーのリーダーとしての自覚は人一倍強いので、彼女がリーダーであることは常日頃意識していないと、伝わってしまいます。
そして雨ちゃんは、今の所モデル犬以外には、向いている仕事がないのですが、僕の中の野生では無い部分を受け持って表現してくれています。
すなわち、四ひきは全部今の僕でもあるのです。
だから自分の中の 花ちゃん、雨ちゃん、雪ちゃん、大ちゃんと出逢って、バランスを持てたときに、彼らは変わります。
お水もお山も同じです。
生きているものを、野生を扱うとは、そういう事。
野生の暴れ馬を、最高の乗馬ウマに育てる。
それは、それをなし得て、その馬と人馬一体になったときに、起きる最高の自分発見であるのです。
だからヨーロッパでは、少年になると大型犬を育てさせる。
此れは野生を扱う、重要な通過儀礼なのです。
出来れば、モノノケのアシタカのように、カモシカを扱えるほどに、人は今の別な脳の何かを発達させて…進化させなくてはならない所に来ていると、僕は感じる。
実はその誰にでもできることが、野生の水を家に持ち込む事なのです。