あらえびすブログ

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吹雪の中、半年ぶりの冬の取水地、御所山へ。

半年ぶりに、冬の取水地《御所山》での水汲み作業です。

ここは雪で入山困難な、夏の取水地《黒伏山》に変わっての水源地です。

《黒伏山》は、家からすぐに片道25分の林道で、常に小さなお風呂一杯分が涌き出る取水地ですから、胸までの長靴を履いて、水のなかにつかっての作業。

冬の取水地である、《御所山》はスキー場への道のりを片道40分。

舗装道路の利点があるようで、アイスバーンで水を積んだケイトラは、ツルツルの道路をユックリ行くので、意外に時間がかかります。

そして、黒伏山のように直接涌き出る場所は、道路から急坂五メートル上なので、短いパイプで水汲みように誘引してるので、落差がついて凄い勢いで吹き出して、吹雪の中での水汲みは全身びしょ濡れになるのですが、半年もたつとスッカリ黒伏山の取水地作業になれて、イメージが浮かばずに胸までの長靴履くのをスッカリ忘れてしまい、全身びしょ濡れで帰って来ました。

ここでの水汲み作業に体が慣れるまで、暫く時間がかかりますね。

黒伏山での取水の困難さ(それが楽しいのですが)と御所山の取水の困難さは、全く違う。

身体を使いに使う、自然界相手のお仕事はここが面白い。

黒伏山での約七ヶ月半の取水は、この命の水が行き渡り、人々が縄文へ意識を改革してくれるように祈り天職を満喫しながら、此れが無料に近い福祉と教育を生み出すイノベーションの一歩であり、この水で作り出す実験農場での、世界に向けて販売する大豆チーズが新しいコミューン稼働の重要な産業になることに、想いを馳せながらの作業という詩的な穏やかさが加味された重労働なのですが、御所山は水の吹き出す圧力がパイプなので、とてつもなく強くそのような事を感じながら作業がマダマダ体に慣れるまでは出来ませんが、去年は出来ていたのに本当に慣れとは不思議です。。

この御所山の水源地の上に、寮性のマサチューセッツにある《サドベリースクール》と、養老院のコラボ、そして養老院のご老人が経営管理する針葉樹CLT材の製材所を建てるので、ここでも
慣れてくると想いを馳せながら作業が出来ますが、昨日の吹雪でびしょ濡れでは、到底無理なポエムな作業でした。



今朝は8ヶ月ぶりに除雪車が、朝の三時にこの里山に来ました。

除雪の公共事業でも、様々な利権の問題がありますが、里山での狭い道路の重機作業は命がけ。

本当にご苦労様です。

有り難い。

けれども重機除雪の後が、ツルツルで怖い。

転ぶと後頭部を打って、脳震盪。

雪道になれていない、冬の訪問者が何人転んだか。


そして、冬の訪問者には格別な季節です。

冬場だからこその、犬ゾリとスノーモービルでの、《夏の水源地に一泊して満天の星を見よう》
ツアーが体験できます。

真冬の用のテントにシュラフを持って、交代で犬ゾリを体験しながら、テントで温かい納豆汁と水源地で直接炊くご飯。

深夜は無音のなかで、本当の自然の音に耳をすませて、満天の星を見ながら、ワイルドコーヒー。

夏場の取水に感謝しながらの、森と泉そして民の響命トラストツアーは、山神様を感じる最高のスピリチュアルです。

運が良ければ、カモシカにも遭遇。

冬の野性動物の足跡を見るだけで、ワクワクします。

再来年は、うちの妻と一緒に罠猟の免許をとって、冬場には罠猟での小動物のジビエを、お山の恵みとして頂く体験もして頂けます。

70キロの山羊の解体から、鶏、キジ、鹿と、解体も何度か体験しましたが、解体すると、本当に命を貰ってる事が刻印されます。

そして、感謝で胸一杯で、本当に僅かで満足します。


縄文への陰の道へ辿る、移行期の750年は、このような自然界からの恩恵を、如何に体感するかにかかっています。

頂いたジビエは、いつも僕らと同じ伏流水を飲み、そしてそれが血液をつくっている。

もうそれは家族です。

本当の血縁です。

家族を頂いて、今日を生きれる。

当然、糧になってくれた命の分も、その命を引き継ぐ全ての命のために、生きなくてはならないと、小難しい事抜きで自分の野生が目覚めます。

野生が目覚めたとき、不思議とアッチが痛いコッチが痛いが消え去ります。

精神的な心の病も、不思議とどうでも良くなる。

不安がゼロ化します。

何故なら、野生は不安が生きる場だから、それは不安ではなく、生きるダイナミズムそのものであるから、喜びと感じるのです。

皆様、特に伏流水サポーターの方、《森と泉そして民の響命トラストイベント 夏場の水源地で一泊して、満天の星を見て、野生度百点満点の自分と逢おう》で、アナタの体内水とお山の体内水を響命しに来てくださいませ。

うちは五つマキストーブで、都市部の家より暖かいよ。

そして、里山は雪に囲まれると本当に心が、温まるちゃ!。


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