行基を生きる
昨日は、出版の為のMさんをお迎えに、仙台に行きました。
家までの途中にある、行基が開いた作並温泉で体を癒していただき、いつもの関山蕎麦で遅い昼食を楽しんで頂き、0時ぐらいまで下調べで僕の話すことをノートに、メモをとられる形で一日目の作業が終わりました。
今日は水源地を見ていただくのですが、あいにく朝は雨です。
しかしきっと、シリウスのはからいで、昼には上がることと、思います。
さて行基モチーフのデザインも出来上がりました。
Mさんに、東出君に似ているねと仰って頂きました。
もっともっと自分を磨いて、この日本のモリス、《行基》に近づいて行きたいと。
今月皆様に見ていただいた、blogも総数18500名になって参りました。
一日平均600。
森と水源地の縄文トラストに生きようと、心に決めてこの険しい岩山を登り始めた記念にblogを書き始めた、去年の七月中旬。
まさかその頃、一日600名もの方々に、読んで頂けるものになってくるとは、思ってもいませんでした。
継続は力成りを、実感しています。
地元で僕の活動を、支えてくださる林業のYさんも偶然顔を出され、編集のMさんに山と水源地のトラストが、ギリギリな状況におかれていることを、ご説明されておりました。
福島の原発や3釻11の地震のように、当たり前が突然当たり前でなくなる事が、実は常です。
十年単位での変化さえも、実感する機会が稀薄で、ましてや二十年単位で、雑木林は枝打ちをしなくては虫がつき、枯れていく現状は、待ったなしの状況です。
それが結果、山でのフルボ酸鉄を増やす地下水の仕組みを壊し、海に流れ込み。海の汚染中和が
出来ないために、相当数の奇形魚が出始めています。
ある意味最前線の、お山と海では、危うい状況が、明白に出始めていますが、個人の力では、声をあげるほどに、何も変わらない現実にブツカリ、現場に張り付いてきた方々は、皆さん諦めの境地におられます。
毎日水源地の状況と、密接に関わって飲むことが出来ない、グローバル資本主義テーブルでの、ペットボトル産業は、ある日突然、供給不能に陥ります。
ましてや、設備投資していますから、枯れようがギリギリまで供給し続けます。
断水で列になって並ぶ給水の状況が、実は当たり前なのかも知れません。
こればっかりは、山がもうこれ以上出したら、砂山になってしまうとは、声を出して教えてくれません。
ダムが枯れるという事は、強引に水を人間の為だけに、一ヶ所に集めるのですから、他の植物動物の領域の水源さえも、横取りしている事になっているのです。
来年には、ホームページで、森の熊さんニュースを、是非とも始めたい。
森の熊さんが、政治や様々なニュースを、ヘビさんやブナさんや、カモシカさんや、スズメバチさんをゲストに招いて、語る番組です。
勿論、本物は出演してくれないので、キグルミでのブラックジョークな番組になるでしょう。
そのチャンネルでは、四面お山二十四時間テレビで、何時でも水源地の様子が見える、音が聞けるそのようなものもサービスしていきます。
お水は本当に先ずは提供できる、たったひとつの入り口です。
ホルモン流儀で、環境異変で破棄する果樹等の実で、想いで労働してお届けする、ジャムやソースも入り口です。
遠くに住んで居ても、日本中の山を共に育てて、地球と共に繁盛させていくという、当たり前の花咲か爺さんという日本人が、沢山溢れる国にしたい。
それを、新しい経済活動に当たり前に感じれる、仕組みを創りたい。
真心の母体復帰は、人と自然界の関係復活からしかはじまらないと、感じております。
元々の、縄文ヌナノカワヒメ、フンババの心のアラヤシキに、自分が自分の故郷でもあるアラヤシキに出逢い、やっと歴史と体が一致できるのだと思います。
それこそがタンデンです。
ただの球体をイメージしても、それは欲張り爺さんの自我でしかないだと、思うのです。
見事に雨が上がって来ました。
これから、木々と、お山の空気と、ブナ林の土と、動物昆虫達の気配と会話しに、二ヶ所の水源地にMさんをお連れしたいと思います。
見て訪れることも出来る、そのうち映像でも現地を見て聞いて、お入らずの森を心にいつも描きながら、伏流水をのんで頂きたい。
それは、花咲か爺さんへの一歩だと、心の底から信じております。
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