あらえびすブログ

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水道水の現状と伏流水の必要性

    水道水の環境から見える本当の現状を知って下さい。           

   その1 1970年~1988年の 小島貞男さんによる              
           水道水の消毒の意味合いとヨーロッパ事情

 データ的には先ずは、1988年代における参考文献として一番信用度の高い 小島貞男さんと中西準子さの対談本「日本の水道よくなりますか」から重要な部分を抜粋しながら現状を理解して頂きたいと思います。

小島さんは東京の玉川上水に関わられ、東京の水道が美味しく安全であるために、終戦後の人生を水道に捧げられて来られた方です。
七十代後半には、世界中の後進国での水道整備にお声がかかり精力的に活躍され、もしも今生きておられたら96歳になられておられます。
聞き手の中西さんは東大をでられ、都市と水道の関係の研究をされ、教授をなさりながら、上下水道関係の執筆を、沢山世に送り出して来られた方です。

いずれアジアの人々とも安全な伏流水に関してだけは、わけあう時代を予感している自分は、文献の中に出てくる、ラオスなどの熱帯地域での事情に改めて地球を一つとして捉えると必要性を感じました。
熱帯地域では、地球と言う場自らが、自然を壊していくカオス的な時代の流れのなかで、さてその地に生まれた方々はどのように安全な飲み水を確保していくかと言う、国を越えた宇宙観で物事を捉えて、進ませて行く時代に入っていると、改めてこの伏流水の活動の意味合いを自己認識させて頂きました。
と同時にその2で再度ふれますが、現実の水事情と身体を心を動かすことに、此処まで水と言う感覚が関係していることの驚き、其れを素晴らしい言葉に込めて伝えてきた日本人に、そしてその言葉を残してくれた、合気道開祖植芝盛平大先生の偉大さに、心からの尊敬と感謝の意を感じました。


  先ずは各国における水道事情からです。
   以前お水の事情説明で、マッカーサーが決めた消毒の値を、全国一律にしてしまった事を書   きましたが其処に繋がる事です。


「水の濁りや色だけ取れば良かったアメリカでは、それに適した薬品処理法が開発され、一方、上流の都市排水で汚され、有機物や伝染病に苦しめられたヨーロッパでは、これに適した微生物浄化法が開発され、その後も両者は全く違う方向に発展していった事実がある。だからこの辺でヨーロッパ的技術観にもとづく、新しい技術思想を取り入れて、その技術を日本に適するように改良する必要がある。」

「地層の中の鉄の集積も、何億年にわたる地質年代をかけて、バクテリアがやったものです。バクテリアも長年かかれば、馬鹿にできないほどの量を集めるものなのです。鉄バクテリアの増殖で面白いことがあるのです。体の周囲に鎧にように鉄屑が沢山つくと、中からバクテリアが抜け出して長いチェーンのように繋がっていたものがばらばらになるのです。その一つ一つがまた長くなり、吸着させる。だから増殖速度が早いのです。」

「例えば水とバクテリアを混ぜても、部分的にはバクテリアの周りの水はバクテリアと動いているだけで、この結びつきは攪拌では引きちぎれないのですが、複雑に曲がりくねった微細な毛管の狭いなかを、無理矢理に流下させられ、狭いところをくぐって急に広いところに出ますので、激しい乱流混合がおき、此れを何度も繰り返すと、非常に効果的な現象が起こるのです。」


此れが、山の内部の構造には、自然に存在しているのです。
   人は其れを学び、場を変えて活かしているだけだと思うのです。


「結局戦後、日本中の水はとても美味しく、安全であったのです。但しダムを造るまでは。問題は水道管を通した事で、様々な化学反応がおき、結果塩素消毒したのです。その結果酸化してしまうことが解ってきたのです。」
「軟水は美味しく、体に良いのですが水道管を溶かす力が強いのです。日本のように軟水を原水として、今のように水を供給していたら、鉄管は必ず赤水を出します。」


  と言うことは水道の形態に問題があると言うことです。
  勿論そうそう日本中の水道管を、新品に交換するなど不可能でありますし、コストは大変な  ものに膨れ上がります。
  都市ほど難しい事であることは、我々素人にも充分解ります。  
  しかし水道管を使わなくては成らない事で、わざわざ消毒をして、化学物質を混入せざるお  えなく、其れが我々の体にたまり、イライラや様々な体調への問題が出てきたのですか    ら、何かしっくり腑に落ちないものが此処に感じるのです。  

後半で記するヨーロッパの1988の現状、それもスイスの先見性には、原発が崩壊してから、慌てている我々とは全く違う、先見性と現実化している行動力に驚かされると思います。
ましてや、伏流水以外は危険であることに、此処まで来てもほとんどの方は無知で理解していません。
デモも勿論大切ですが、もっと自分達で出来る準備をしなくては、デモ抗議しているうちに、次の環境異変がすぐに其処まで来ているのです。
此れも後半で僕は真剣に訴えますが、温暖化が今年で終わる話は以前しましたが、七十年の小氷河期では、南下する雪害、飢餓も心配ですが、其れを加速する、太陽の力が減速することで地球に降り注ぐ、宇宙線による影響を一番心配しているのです。
宇宙船ではありませんよ。
宇宙線は太陽と反対側、即ち太陽系の外から、太陽の力が弱まるサイクルのために降り注いで来ます。
此れは巨大な雲を集積させて、地球をつつみます。

わかりますか、太陽光発電は意味をなさなくなるのです。
だからヨーロッパは電気自動車からデイーゼルに向かったのです。

地球はそうとう冷え込みます。
この山形の気象条件が、名古屋、東京辺りまで南下すると言われています。
2013から始まり、いつどか雪が首都圏を襲うのかはわかりません。
但し七十年と言う事だけはわかっているのです。
だから2014かもしれないのです。
その時にもしも首都圏直下などと重なったら大変な事になります。
首都圏直下も東南海も四年以内にはと専門家に言われています。
その時にもうスッカリ冷え込み、太陽も殆どの出ない日常が差し掛かっていると準備しても、僅か二年半です。
だから後半で示す、スイスは素晴らしいのです。
僕は次の協力依頼のお手紙は、ルイヴィトンの創業者にお出しするのですが、この方が又素晴らしいのです。
創業者は、スイス国境ジェラ山脈の麓に出身で、伝統的にバックの骨格に広葉樹のポプラを使っているのです。
その為に現在でも創業者一族は山を所有しているのです。
この方が気仙沼で牡蠣の養殖をされている畠山さん(この方が又素晴らしく、牡蠣のために様々な自然界の仕組みを勉強され、そこから二十年かけて針葉樹の山を広葉樹に変えて、海を元気にされた方です)の牡蠣養殖を震災後に支援されているのです。
何故なら昔環境異変でヨーロッパが大変なときに、気仙沼の牡蠣がフランスの食文化の牡蠣料理を助けたことで、今のフランスの養殖の牡蠣があるからだそうです。
と同時にきちんと第一次産業にお金儲けとは関係ないところで、畠山さんが人間の都合で荒らした山を復活させたからです。

農業は今の知識と方法では成り立たなくなるでしょう。
と同時に不耕起栽培の、岩澤信夫さんが仰るように、例えば、今の化学肥料形態の農業は、リン鉱石もカリも間もなく地球から枯れるので、肥料はなくなります。
そのときに不耕起栽培などの経験でしか実らせれない知識を伝授出来る技術者が居なければ、日本は飢餓に追い込まれます。
だから例えばフルボ酸が(広葉樹の葉が落ち、堆積してゆっくりと腐食が進み、その分解過程で出来るのがフルボ酸で此れと鉄イオンが結び付くと、フルボ酸鉄になり、植物が直接吸収できます。此れが含まれた野菜は体のデトックスを促進させ、だからこそ昔は医者要らずだったのですが、もう殆どの化学農業では、此れが含まれていません。)豊かに含まれる伏流水による水耕栽培で、日本の食を自分達で守っておかないと、海外からは供給されません。
岩澤さんのお米は、おてんとうさまがささない冷害の時でもたわわな稲穂に成長されているのです。

江戸の飢餓も南フランスの飢餓もひとつ前のミニ氷河期現象です。
南フランスでは、夏に大きな津波が来て突然雪が降り始め、暫く太陽が何年も出なくなったと、夏祭りの唄で言い伝えてきました。
それこそが祭りの意味です。

今から全国に個の繋がりで、水、暖を取るための炭、其れを使った煙のでない都市向けのストーブ開発、其に備えた食糧自給に向かうための技術革新と、その生きるための教育場の創出など、生きるネットワークを育て、確保しなくては大変な事になるでしょう。

そして身体操作を極めた植芝盛平先生が残された言葉に、如何に我々日本人がその水の動きを感じ学び、身体に健全な水の養分成分そして動きも取り入れなければ、武術や舞などの芸事も達成不可能なことを示されております。
まるで北米インディアンが、頂く動物の動きをも身体に取り込むことが出来なければ、食べる資格なしと考えられているように、芸事の向上だけを目指している限りは到達できず、自然界、霊界全てを総括した宇宙観を体が掴まない限りは、なんぼ練習を積んでも茶番劇であることを言われていることにも驚くのです。

以前もお話しましたが、インディアンはその天界から頂く動物の動きを競いあう、躍りのオリンピックがあるのですよ。

一霊四魂三元八力 此れはカリスマ植芝盛平先生が、わざわざ難しい言葉で仰られたのではなく、筋肉や骨など分断された思考の言葉では違うと行き着かれ、このような言葉にたどり着かれたのではないでしょうか。
結果宇宙観そのものになることが合気と呼ばれている事に、身体を極める事を様々な分野で目指される方は、本気で目覚めて、身体性のない方を今後、引っ張っていかなくては成らない義務があるのです。
仕事ではなくて趣味であろうが、植芝盛平先生が動きとは言わず、働きとおっしゃられのは、人が宇宙観的生活全般への動きの奉仕を働くと捉えていることです。
ボランテイアをしなさいと言うのではなく、普段の仕事も「道」にしていくものに進化させなさいと、仰られていると思うのです。
此れも含めて、何故伏流水を守り、体に生で取り入れて、そこから芸事さえも変化させ、生活も仕事の意味合いも変化させ、氷河期に向けて各々が勉強して、繋がり準備をしなくてはならないかをその3 では纏めてみたいと思います。


此処でお水の基本知識に戻りましょう。


「水道の異臭味はほとんどが、水源を湖やダムに依存しているところで発生しています。その原因は、貯水地で発生するプランクトンであります。」


  だから流れていなくてはならないのです。 せめて生で飲むお水は。 お茶にしたり、煮沸し  て料理ならば安価なボトリングされて市場に出ている、六甲水や、アルプスの天然水で充分  です。 そして洗濯やトイレは水道水で賄う。
  けれども直接飲む水は、本当に水量が豊かな無殺菌伏流水を取り込むと、体の調子や精神が  落ち着くだけではなく、瞑想せずとも宇宙観が体に自然に刻まれるのです。 そのうち、ス   ポーツ選手でも、可能ならば実験したいぐらいです。  
  どの水を生で飲んでいるかたが成績が向上したかとかを。

「日本の水が、かつてはきれいだったから、現在のこういう問題が解決していないんだと思うのです。昔から汚かったら、皆がお金かけても改善するだろう。ヨーロッパは早くからお金をかけていますよ。砂丘浸透したり、砂利層で浸透して地下貯水したり、地下水(伏流水)を使っているから特にトリハロメタンを心配することはないと思うところでも、塩素をやめたところがあります。常に自然界に対して人間が汚すことに心配し、非常に対応が早いのは、昔から都市汚染があり伝染病に悩まされた歴史があるからです。」


  此れが愛犬「花」が語るスタイルで執筆投稿した、夏目漱石がヨーロッパで、出会ったグロー バル資本主義の行く末の、我々が当たり前に暮らすことさえジワジワと侵し始める怖さです。  そして其れはジワジワと精神病も生んでいく。  
 けれども其れが理由だったと気づき証明されるには、何年もかかるのです。


次の事実は本当に1988年の実態です。
 ここがルイヴィトンの創業者のようにヨーロッパの方々の凄いところです。

「スイスなんかはある意味では、原爆、原発事故まで考えているようです。放射能がもし降っても、安全な飲料水だけは何としても守る。その為には湖の水だけはでは危ない。 その為に浄水場を地下に入れて、自然界の伏流水と同じ環境を準備したのです。そして何段もの処理を重ねているのです。放射能が来ても何処かの処理で取れるように。あれだけ処理したら、放射能物質もかなり減るでしょう。地下水にはほとんどとどかない。地下浸透して伏流水とおなじく速度を様々に変えて濾過し、活性炭処理をすると殆どなくなるはずです。戦争までも視野に入れて本当は濁っていなくてもいつどうなるかわからないと準備するのです。2重3重に安全をかけておこうと言う思想です。」


  此れが我々が原発であわてふためく二十四年前に、既に行っていたことです。
  きっと、ほらそうなったでしょうと言わんばかりの用意周到さです。

日本もこんな国に変えていきませんか。
そして此処でも出てきた「速度を様々に自然界と同じく変えて濾過する。」此れが植芝盛平先生の仰られる、一霊四魂三元八力での、一つの自然界の力です。
其れから生まれた僕らは、その実践をし続けている、お姿とお振る舞いで生きることを実行しなさいと言われているのです。

この水の知識に農業、漁業、林業のクリエーターの言葉を載せて、共に身体と照らし合わせながら、あえてもう一度取りだし、更に先生のお言葉を付加して、皆さんと考えて行きたいのです。

その3では、 踊っているだけで本当によいのですか?
武道しているだけでは違うのではないのですか?
其れはどの分野もしかりですよねと。

自分と言う場を、家族と言う場を守るには、全体と言う場を守らなくては不可能なところまで来ていること。
などを本気に真剣に捉えて、行動に起こしていきませんかと。

武術や芸事は、原発や伏流水、そうして環境異変で温暖化の次に来年からはいる、ミニ氷河期に密接に関わっていて、先生はそれこそを予測して準備していける人物の排出を、武術芸事稽古の向かう意味合いに、一番デーンと置かれていたことが伺えると僕は感じるのです。

中学の頃に感銘を受けて、塩田先生にお手紙を書き、わざわざ東京からスタッフの方々が北海道稚内まで来てくれた感動を思い出します。

そして高校一年の時に出逢った、この植芝先生の一霊四魂三元八力を自然界を知らずして、己の身体を知ることは不可能と歩み、伏流水ではじめて知った本当の水の意味を感じれ、その為に誤解されようが、この若輩者の自分が自分で決めて動かし始めた、伏流水から始まるこの活動で、ミニ氷河期さえも味方につけて、宇宙観からの大きな御仕事をさせて頂こうとすることが、一霊四魂三元八力で、約四十年かかりたどり着き繋がるとは、もう僭越ながら、植芝盛平先生に突き進めと、おしゃれていると思うのです。          ( その2に続く)



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