あらえびすブログ

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舞 29 小さな国土にある財産に気付いて欲しい

この細長い小さな国の利点は、中央にそびえるアルプスの頂から海まで、日本海側に降りようが、大平洋側に降りようが、思考しやすい範疇にあると言うことです。
富山から駿河湾までを三つのアルプスを越えながら駆け抜けるレースでいえば、約八日間でかけるのですから、中央の頂からならば、速い人は三日で遅い人でも十日あれば海にたどり着いてしまうのですから。
このような国だから、山の変化が即座に海に注ぐ。
其をしっかりと思考の範疇に入れながら生活をしているならば、其は利点として機能しますが、大陸型思考でいえば、国の河が汚れても何処に原因があるのかを知るだけでも、気の遠くなる追跡思考が必須になります。

よく日本とイタリアは思考感覚が似ていると言われます。
例えばスローフード的な食生活の文化などですが、間違いなく国土の影響を受けての結果に思えます。
そのイタリアが日本と同じく、今国の存続がマクドグローバル資本主義の影響をもろに受てて、危うくなりはじめて来ました。
日本は、今一度長い辺を(例えば東海道新幹線)繋ぐ事よりも、短い縦を繋ぐ事で全く違う導線を生み出せると思うのです。
イタリアは、長い辺が縦なので日本よりは良いなと感じるのです。
緯度と経度の関係であり、と同時に国土の水の流れの導線の中に、日本としてのマクロ型思考変革への大きな秘密があるように感じるのです。
イタリアは河から海への道筋は、殆どが経度上の導線になります。
そして穏やかな小海に面しています。
しかし日本は、斜めに長いという特徴なので、変革の為には更に高度な思考が必要とされる筈です。そして大海に面しています。
言い方を変えるならば、大陸型大国に面していると言うことです。

当然大国から、ダイレクトに様々な事が入り込みやすい構造の国土です。
大陸では思考形態が全く違うので、僕らには馴染めなく掴んだつもりでも掴めない感覚だと感じます。明治維新の頃はアメリカから、そして今は、中国からです。
大平洋から入り込んだ事で西南から東北に導線が出来上がりました。
今度は日本海から入り込んだ事に、今後どう対処するかが重要なのだと思うのですが、日本海側を繋ぐという安易な発想とは違うと思うのです。
それよりも、緯度上に繋ぐ道筋を山の稜線から見るような事で、新しいバランスが取れていくと感じます。

昔はもっと日本海側に繋ぐ導線がありました。
其は例えば、富山から庄内を通過して、北海道へと物資を動かしていました。
この山形の川は、最上川に流れ込み、庄内から日本海に注ぎます。一方は宮城県を通過して大平洋に注がれます。このバランスがあっての西南から東北に繋がる導線が見えてくるような気がしています。
そこでとるバランスが、稜線からならば感じ取れる筈です。
そして近々訪れるであろうアンバランスは、大平洋側に起きてくる震災です。
そもそも大平洋側に向いてきたのは、アメリカを見てきたということです。

アメリカ型経済を真似て私の国はめちゃくちゃですと、「イタリア人と日本人どちらがバカ?」
という新書を出された、在日歴二十年のイタリア人ファブリツイオ.グラッセッリさんの本によれば、イタリアに北西部の一人辺りの総生産が三万四千ユーロであるのにたいして、南では半分になっています。
そのなかで南を切り捨てると言う世論が強いことに、危惧を持っていらっしゃるのです。
何故なら歴史的に、北側が南側を植民地化することで反映し、今では企業の顔をしたマフィアが、利権目的のみの政治家と共に作った、一度も使いもしないで途中まで建てた学校、橋、工場が廃墟のように乱立され、「巨大な遺跡公園」と呼ばれているそうです。
伊豆で暮らしていた別荘地も、廃墟で霊スポットになってしまったホテルがありました。
千葉の海岸沿いや北海道にも沢山廃墟と化した店舗が乱立しています。
きっと今首都圏直下型地震が起きたら、東北の復興は後回しにされることでしょう。
其は相も変わらず、アメリカ型経済を更に真似て、日本が泥沼に落ちることに繋がると思います。

アメリカ型経済とは、世界の植民地化です。
昨日のblogように【化】けるのです。
【化】けてしまうと、元々の姿が解らないままに進行していきます。
何処に行けば本来の小さな国土に暮らす上で、他国ともいい案配で付き合おうとする着地点があったのかが、消え去ります。
日本にある最大の資源は山と水と土です。
此をベースに目を冷まさないと、見えない戦争による、気づかない植民地化に向かっていきます。
昨日吉田松陰の映画を見ましたが、黒船という見える進攻よりもたちが悪い結果に、帰着すると感じます。

グラッセッリさんは、いまだに政府や財界(=【化けてしまう商品】を応援する消費者)が急速に進めている、経済社会システムの更なるアメリカ化にたいして、日本の大衆は、きちんと考えることなく、ただただ流れに身を任せて、追従しようとしているように、私には見えます。その果てに何が起きるか、このまま漫然と進んで行けば、後の時代を生きる人々に「あの頃の日本人は、本当にバカだった」と言われかねないところに、今日本は来ているのです。と警告を発せられております。

そして東京での何時間もの超混みの通勤にならされ、(僕に言わせれば、国のアメリカ化にならされ、鳥小屋に住む事に違和感を覚えないバッファロー)思考能力が零かしていると。
彼は言います【イタリアと日本は、実はかなりよく似た問題を抱えているのさ。ただ僕らイタリア人は、そいうことにはもう慣れっこになって(僕は近隣国と県境のようになっているヨーロッパゆえの事で島国の怖さと感じます)何百年もかけてその状況のなかでもうまっくやっていける方法、サバイバルのやり方を学んできたんだ。でも日本人には、其は難しいかもしれない。今動かないと、不可能に近いんじゃないかな。このままだと、本当に大変な事になるよ。】

この事は伏流水の活動で今大きく立ちはだかっているのです。
この緊急時に伏流水を飲むことで、肌の保湿に利用するだけで、もしかしたら打開策を生み出せると思ってくれる方が、百人に一人が現状です。
僕という人間の未熟さと言えばそれまでですが、この緊急事態で、【化けてしまった天然水もどき】に自動販売機に払うお金も出せない。
利権だらけの商品化のほうが実は危うい。
ヤッパリ【化けた品物】なのですから騙されている。
この前三島のビジネスホテルドウミインで、うちの水道はバナジュウム伏流水ですと書いてありましたが、間違いなく薬品臭い。ヤッパリ本当は【もとはバナジュウム伏流水ですが、法律上水道管利用で、仕方がなく薬品を入れた、化けてしまったバナジュウム伏流水】と書くべきです。

しかし、もうこれ以上進めませんというところまで、僕は行くしかないと思っています。
商品化しない、出来ない伏流水を広めるなど、やってみなければ解らない壁が次々と襲います。
僕も生身であり、このはじめての危機に解決方法など知りません。
此処までも、この伏流水が広まるのならと下手な鉄砲沢山撃ってきました。
実際動いてないかたが、こうやれば良いのにと後付けで言えるほど、甘くはない大きな大きな壁です。
明治維新の百倍と言われているのですから、今の価値では、犯罪者呼ばわりも自分の能力の低さと受けとるしかない。
けれども絶対にこの伏流水がきっかけで、日本が向かう方向を提示できると、何故か確信はあるのだから又々仕方がないです。
最低目標の二千人!
国民人口一億三千万人 分の 二千人!
割り算するなら、六万五千人に一人の賛同者です。
今日も六万五千分の一を探して生きます。
なせばなるを信じて。




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