あらえびすブログ

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舞 16 デフレからの脱却と大震災に備える舞

以前にも書きましたが【祭】は、震災時の感覚や避難道路を訓練するものとして、日常に配置されていたもののようです。
其がいつのまにか、余暇のツールになってしまったようです。

例えばダンジリ祭に、危険とスピードが伴うのようにセッテイングされているのは、その事が理由です。
神田昌典さんは、その事を強く意識され、平成の「ええじゃないか」をどうにか現実化しようとされております。
神田昌典さんは、若くして経営コンサルタントで成功されましたが、自らのガンによる余命宣告と震災以降の時代変化を予測され、【二度生まれ】を見事に遂行された方だと思っています。

彼は、今おき始めている事を見事に分析されていた歴史学者Strauss&Howeの、過去十六世代の分析から今を読みときました。
シュタイナーも言っていた七年周期などをベースに、七十年で大体の周期は繰り返す事に行き着きました。
その、最終コーナーでは、危機の時代が繰り返されているのです。
政治、経済、環境、文化、技術、軍事などの全て分野で困難に直面しているのです。
此れは最近の宇宙科学でわかってきた、氷河期の周期とピッタリ当てはまります。
いよいよ2012で温暖化が終わり、来年から氷河期に変わる時期に入ったのです。
マヤ暦やホピの預言も、もっと科学的な裏付けのもとに残された予測と感じています。
決してオカルト的な物ではないと認識しています。
現に今の日本はその時期に入ったとしか言えない状況です。
勿論、世界が破滅などはしませんが、地球変革期に僕らが共に変革しないことの方がとっても変です。
其は以前から言ってきたように、自然界のサイクルで考えて違う発展を作り出す経済になります。
今のデフレはまさにその限界点の現れです。

此れから来る首都圏直下型地震東南海地震に備えての様々なインフラ整備に頭を切り替えて行くことで、どの国よりも早く、新しい経済を動かしていくことに繋がっていきます。
勿論修羅場から、今生で二度の生まれるを経験するのですから、痛みも相当伴います。
けれども「最悪を想定して、最善を尽くす」というビジネスパーソンの鉄則を行動原則として考えると、2015に至るまでは、「圧倒的な欠落」が生じるほどの出来事が日本に起こると覚悟し、準備すべきでしょう。
北朝鮮崩壊、中国人民解放軍の暴走、欧州発の第二次リーマンショック鳥インフルエンザ放射能汚染の深刻化、食料不足、山の荒廃による野性動物の凶暴化、伏流水の枯渇の始まり、中国などによる水資源の水面下での搾取、子供の鬱の増加、自殺者の急増などキリがないほどの予兆が露出しはじめています。
グローバル資本主義は、このバラバラの点が一気に連動してしまうことを早めます。
海外への低賃金目当ての労働力取得は、サイクルをドンドン早めて移転し続けています。
ソロソロ、自国にある資源、人材、食糧、環境で、どうやって食っていくかに大きく意識を変革させていくべきだと思います。
この危機の乗り越えに、巧みな戦争は上手く目的を遂行してきました。
日本なら日露戦争まで。
如何に犠牲を極力出さずに講和に持ち込むかの、戦略としての戦争です。

司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」です。
あのような小節執筆に至る経緯は、司馬遼太郎さんが第二次世界対戦で、戦車部隊にいたときの悲惨な経験が、その道を作って言ったのだと認識しています。
日本のあるべき姿を、日本人に示さなくてはならないと言う志が彼を動かしました。
敵国の戦車の半分も砲弾が届かない鍋や釜で作った戦車のなかで、此れが本当に戦争と言うものかとの疑問に苦しんだのです。
日露戦争までは、我々日本人は、己の小国を知っていたのです。
映画「山本五十六」にも出てきましたが、本当にこの国で怖いのはマスコミと成り上がっただけの己を知らない民意です。
実は国と言う組織の寿命なだけです。明治で江戸の限界に達し、西洋化したものの製造の為の資源は、徹底的に少ない日本は、限界に立たされ大平洋戦争に突入したのです。

神田昌典が言われるように、能力の低さでも、人間性の問題でも、政策の問題でもなく、単にシステムの寿命時期の劣化なだけです。
そのようなときは、旧来の価値観と食い違う分子は、徹底的に退けるものです。
今がまさにその兆候が様々に出始めています。
そのときは変化が怖いし、マダマダ自分の代までは大丈夫だろうと、たかをくくるものです。
その変革までのプロセスでは、最も能力があり、献身的な変革者が最も避難され軽蔑された挙げ句、首をすげ替えられるものです。
組織は、財政的に破綻するまで其を繰り返すものです。国もしかりです。

この小さな日本が他国と戦争しても負けるのは実は至極当たり前、しかし江戸の時代も限界に来ていたのですが、ここで日本が分断していたら(此れが長く続いていたら、朝鮮やベトナムのように二分化して、大変苦しみを我々は味わったことでしょう)、植民地化されてしまう、と知った我々の先祖は明治維新のときに、最小限の犠牲で転換する妙案を思い付いたのです。
其が伊勢神宮への参拝の「おかげまいり」を仕組んだのです。
当時で六人に一人を全国から伊勢神宮に集結させたのです。
この混乱期にスピリチュアルブームを起こさせ、幕府派と倒幕派どちらが正しいかわからない、ならば、神頼みに委ねさせてしまおうと仕掛けたのです。
此れが「ええじゃないか」なのです。
コスプレも沢山いて、何をやっても無礼講ななか、「日本の世直りええじゃないか」との民衆の狂乱の間に仕組みを変えてしまったのです。

日本は、貸せるお金が幾らでもあるのです。銀行に塩漬けになったお金、そしてアメリカ並みにお金を刷って、其を政府が借りて、政府が主動で「ええじゃないか」を起こす。
しかしタイミングが問題です。残念なことに今の政府には起こせないでしょうから、我々が仕掛けるしかない。その為には資金がいる。明治維新のようにグラバーさんのような、開国での利益をもとに他国の資本を気前よく提供する、パトロンも難しい。
けれども、日本中の伏流水を使えば、出来ないことはない。
そのようにマクロ的には【観】ているのです。
貨幣はそもそも国家と言う巨大化した恐ろしい化け物によってなりったているのです。
其処をわれわれは【観る】べきであり、その力が必要なのです。

此れからますます残念なことに、此れから更にグローバル資本主義に足を深く世界中が突っ込みます。そして一部の資本家が更に強くなります。日本のデフレは世界中に飛び火します。そして更に給料は下がり、失業者が続出します。
此れは大平洋戦争前とそっくりです。
この状況が2013だと思っています。
違うのは戦争と言う手段で解決が出来ないことです。
その為には、震災を利用して「インフラ」と、「ええじゃないか」此れを先ずは民衆で起し、その気になる政府に育てることです。
僕らで出来る大きくてそして小さな行動とで、参加出来るのが伏流水運動なのです。

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