あらえびすブログ

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舞 13 間脳は、自我 今こそ本当の自我を鍛えよう

昨日は、脳外科の篠浦先生のお勉強会に参加させて貰いました。
同じことを考えられていて、とても有意義な時間でした。

脳の中心にあってコントロールをしているのが、自我を感じている場所であるは、ワークで教えていることに、医学的な確信を持てました。
そのしたに存在する、動物脳を押さえ込む事は、仙骨と尾骨の使い方によって完成していくことも確信を得ました。
動物脳は、ネガテイブな考えを強めます。
その動物脳が作り出す不安感を押さえ込む事が、冷静沈着に行動を求められるときに必ず必要になります。
そこから立ち上がる自我を鍛えることに繋がる、「腰を決める、肚をくくる」ときの所作にとっては、腸骨仙骨尾骨の使い方は、今の時代こそ日本人が取り戻さなくてはならない、人体の取り扱い方であると再確認出来ました。

ペンタゴンでの、首都圏直下型や東南海地震の死者の想定数はなんと二千万から三千万です。
この訪れる、危機に対して僕が出来るのは、三つ編み的な意識による脳運動が作る身体の使い方と、その使い方から生まれる発想です。そして其を「二度生まれ」の時代の重要なツールに更に仕上げていくことで、緊急時にそして事後になげやりにならない自我を持てる人間を今急速に生み出していくことが、凄く重要な事と思います。
そのためにも脳を鍛える為に、非大衆人として議論をしっかり出来る人間への訓練が重要だと、思うのです。
議論は二項対立の結果を導くものではなく、起きそうな現象への様々なシュミレーションをし続ける事になります。
経験を越えたものに対処する時に、一つの安全弁に拘ることが一番怖いことです。
その時に軸は、皿回しの棒状にしなる強さを持ちながら、不測の事態に対処できる大きな許容範囲を生み出してくれるのです。

3.11での釜石の中学校で起きた、全員助かる奇跡は、学校側の想定に囚われるなとの教えの賜物です。
此れは震災を越えるだけではなく、今後の彼らの生きるための知恵の在り方に大きく貢献していくことでしょう。
勿論普段からハザードマップを見せていたそうですが、あくまでも自分のスキに気付くためというのが素晴らしいと感じます。
マップを見て、僕の家は浸水域に入っていないと安心してしまう、それこそが問題だと教えて来たそうです。
想定で構築する脳は、緊急時には限界を直ぐに作ります。
脳は安心すると、簡単に他への視点に移行しようとします。
このときに、武術では、攻撃されるスキだらけの状態に自らを運んでしまった事を意味するのです。この想定内での思考が大衆人たる由縁になってしまいます。

その思考が生み出す罠がGDPのカウントの仕方に現れて来ます。
例えば材木でいえば、木材輸入を自由化した結果、九十%あった木材の自給率が三十%まで落ち込み、森は荒廃して、環境は破壊されています。
結果、フルボ酸鉄を含む、生物に有効な伏流水は枯れはじめ、広葉樹が育たなく、野性動物が里におりてくる。そして人が襲われはじめている。この悪循環は、想定内での計算による数値の解釈という、大衆人思考が生み出しているのです。
GDPでは、安い木材を輸入しているので、消費者の効用は高まっていると経済学では偏った捉え方で発表します。
計算には花粉症が増えたことで耳鼻科が儲かることも、マスクが売れることも、含まれているのです。
ですからGDPでは、国民の豊かさや活力を計ることはそもそもできないのです。
「花粉症で苦しんでいます」「あー其は良かったですね。あなたは花粉症になられるこで、GDPが上がっている事に貢献している。素晴らしい方です。」
どう考えても腑に落ちない筈です。
だからこそ大衆人思考が生み出したGDPよりも、広い意味での経済が成長することを今目指す方向にある、非大衆人思考で生き直す必要があると思うのです。
増税の罠やTPP、単純な事業仕分けなどは、この数値をあげる目標のみの達成であるのです。
いっそうデフレが巨大化して、自殺者は更に増えるに繋がります。
「うちの知り合いが自殺しました」「あー其は良かったですね。その方はGDPが上がることでの素晴らしい人員仕分けです。素晴らしいお知り合いをお持ちですね。」
このような腑に落ちない事がドンドン横行していきます。
今必要なのは、非大衆人が作る、プラグマテイズムです。
簡単に言うと、プラグマテイズムとは、「反省」が「行為」に現れる事を重視する考え方です。
其は、デフレの解消や大震災に備える発想が、経済を新たな方向に動かすことが出来るという事なのです。
間違いなく大衆人から非大衆人への転換が、此れから大きな市場に育っていくでしょう。
何故なら、そこが脳の進化しようとする欲求と大きく結び付いているからです。



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