あらえびすブログ

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舞 12 西洋にあって今の我々にかけているものは

今、きちんと議論できる人が以上に少ないと感じます。
このとき必要なものは、大衆か非大衆かです。
ちなみに自分は、超非大衆です。下記のテスト結果は、零でした。
それも三歳の自分に【二度生まれ】出来た五十三歳九ヶ月の今やっとですが。
まずは、羽島さん、小松さん、藤井さんで作られた大衆性テストで、やってみてください。

A 自分に当てはまると思う十一の設問に○をつけてください。

1 自分を拘束するのは自分だけだと思う
2 自分の意見が誤っていることなどないと思う
3 私は、どんな時も勝ち続けるのではないかと、なんとなく思う
4 どんな時も自分を信じて、他人の言葉などには耳を貸すべきではないと思う。
5 自分自身の好みが社会に反映されるべきだと思う
6 ものの道理には、余り興味がない
7 物事の背景にあることはには、余り興味がない
8 世の中の問題は、技術で全てが解決できると思う
9 人は人、自分は自分だと思う
10 自分のことを、自分以外に委ねることは一切許されないことだと思う
11 道徳や倫理などと言うものから自由に生きたいと思っている

B 自分はそう思うという九の設問に○をつけてください

1 日本が将来なくなる可能性は、皆無ではない
2 伝統的な事柄に対して敬意と配慮を持っている
3 日々の日常生活は感謝すべき対象で満たされている
4 世の中は、驚きに満ちていると感じる
5 我々には、伝統を受け継ぎ、改良を加え、伝承していく義務がある
6 自分自身への要求が多い方だ
7 もしも奉仕すべき対象がなくなれば、生きている意味がなくなるのではないかと思う
8 自分は進んで義務や困難を負う方だ

Aでつけた○とBで○をつけなかった数を足します

十個以上が大衆人、十個以下の方が非大衆人です。
大衆とは庶民のことではありません。
大衆人とは、自己を閉じている人、非大衆人とは、自己がオープンで限界を知っている人です。
実験で実際に行われたのですが、大衆人と大衆人、非大衆人と非大衆人、大衆人と非大衆人で議論をさせるとどうなるかの実験です。
結果は、大衆人同士では議論の前後で全く意見を変えない。
非大衆人同士はしょっちゅう意見を変える。
大衆人同士でも議論はおきますが、相手の話に何かを付け加えるのではなく、どう潰すかに主眼があるのです。TVでの様々な討論や橋下さんのパターンで、討論になっていないのです。
そして大衆人と非大衆人でが、議論が噛み合わないのです。

此れは身体操作法を教えるワークで、三年ぐらいかかってやっと身体操作法を議論しあえるワークになっていきますが、はじめは、全く感じようと出来ないので一方通行になってしまいます。
六年かけてもそこへたどり着けなく、やめたワークもありました。
非大衆人に変革しない限り、【舞】は成り立たないと思うからです。
二度生まれは、Aの一から十一までの設問に対して何れにも○をつけれなくなるから一度死ねるわけです。
その結果二度目の出生時には、Bの一から九までの設問には全て○にしていくしかないのです。
やっと自分で歩ける、ご飯食べれる、トイレ行けるなどが三歳の認識になり、そこから先は、経験値を一回捨てるしかないスタートですから。
けれども結構キツイですよね。
自分捨てるのですから。

だからこそ非大衆人としてきちんと議論できるヨーロッパでの議論の仕方を学びましょうといっているのです。
ヨーロッパに何度か大きな企画で呼ばれて教えをしたときの、非大衆人の多いことに、そして初対面でも、議論しあいながらレッスンが進んでいくのです。
見事なものでした。

西洋においては議論のマナーはものすごく厳格です。
ソクラテスの頃はヨーロッパも大衆人で溢れていました。
勝ち負けだけで争うソフィストに対して、ソククラテスは、正しい言論で挑んだのです。
その結果殺されました。
その後アテネはドンドン墜落していきまいた。其を見た西洋人は、議論のマナーを弁えないと酷いことになると学んだのでしょう。
今の日本です。
ですからストイックに議論のマナーに拘るヨーロッパが経済力が衰えようが、政治力が後退しようがヨーロッパに、日本人がいまだに多く留学するのは、向こうの大学にはその伝統があるからです。
二度生まれの国の集まりがヨーロッパです。
だからレマン湖の水を1980年代に、放射能被害を予測して、人工伏流水システムを構築出来ているに繋がるのです。

我々の国も、いよいよ二度生まれのための一度死ぬ時期に入ってしまった。
だからこそ先ずは非大衆人を目指すことが急務です。
其を【舞】を通して真剣に考え直す時期です。




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