あらえびすブログ

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水の動きを体内に運び、体内から水の動きを発動するために

 昨日は雨で、残念ながら蔵王大露天風呂には行けませんでした。

代わりに肘折温泉に行きました。ここは、炭酸水なので蔵王の硫黄水とは全然違う、体への体感でした。

ただ温泉に浸かるために行くのでしたらとっても良いのですが、自分は水の動きを如何に体に取り込み、どの水が一番毛穴から浸透する感覚が鋭敏に感じるかという、ワークを兼ねて入浴するので炭酸水は、今一外からの入力が不足してました。

けれども、内から外への動きは、逆に炭酸の影響で放出されやすいのですが、体から出た動きが蒸発してしまい、日本の下へ下への武術や舞の動きからは、かけ離れてしまうのを感じました。

西式健康法で、熱いお湯に一分、水風呂に一分浸かる入浴方法があります。
昔名古屋のワークでは、ワーク前に実践して体感して貰うために、よくスーパー銭湯に行きました。最低七回繰り返すのですが、その時の熱さで浸透する感覚と、冷たさで放出する感覚の入出力を思い出しました。

冷気を身体に取り込むと、一番固い臓器の肺が反応して放出感が増幅されます。
だから露天風呂の半身浴は、気持ちよいのですが、蔵王の大露天風呂との大きな体感の違いは、呼吸にも密接に関係していると感じました。

身体の水の動きを加速するためには、気の動きの取り扱い方が重要になってきます。
気の動きについての考察は後に回します。
この「後にまわす」重要な身体言葉ですから覚えておいて下さい。

さて入力には熱感覚が必要だと言いました。
ですから暑いときには、あまり外に向かっての出力は減速します。
しかしその度合いがピークを越えると、内に向かって行ったエネルギーが交差して、外への動きをつくっていきます。
南国の祭りや夏の甲子園でのエネルギーは、まさにその現れです。

薪ストーブにあたっているときも、この内に対流が起きるのを感じます。
そして芯が温まったと感じるときに、交差までたどり着いたのです。
だから皆で、薪ストーブにあたっているときは、気持ちが暖かく繋がりを感じます。
もうひとつ僕が着目してしまうのは、薪の中に残った水分がはぜる音です。
此れは外から熱が与えられて、内部の水分が温められて蒸発して行くときに、あのなんとも言えないはぜる音が、【パチパチ】とするのですが、その内へ内への動きが逆転して弾ける事で生まれるエネルギーの表現です。

昔、自然界と身体における技法を探求したく、山伏修行を二年間しました。
その時に水の行で、2月の天川で滝行をしたときに、未熟だった自分は僅か一分にも満たないのに体が震えて、その後天川温泉に六時間ほど回数を分けて入る内に、この芯が温まり震えが止まりました。震えるという身体の表現も、自動的に身体を温めるためにおきるのです。
その後同じ冬に、唐津の海に夜の11時から朝方まで浸かり、般若心行を読み続ける修行時は、不思議に外に熱を感じ取り込むことで、内部交差によってエネルギーに代える事が可能となり、全く寒さを感じませんでした。
このときはきっと寒さの中に、暖を感じ取れたのだと思うのです。

この交差を全ての仙骨、尾骨をも含む背骨の神経で捉える訓練が、水の舞ワークで重要になります。水を動かす熱エネルギーの取り入れ方の学びです。そして其を外に放出するのが吐く力です。気遣うときに息は吐きます。冷静になろうとするとき息は吐きます。
吐くことは、気の流れを増幅させます。

さて無意識化の入力は殆ど尾骨仙骨腰椎がメインになっています。
だから例えば、家の鍵を開けて中に入りいつもと何かが違うと感じたとき、腰回りから入力したので、立ち止まります。このとき呼吸を吸うと頭に情報が伝わっていきます。
即ち熱感覚利用で、温める事により情報を入力させている装置が腰です。
だから腰回りは冷やしてはいけないのです。
最近伏流水のサポーターになっていただいた、東京の「I」さんは、飲んだときに身体に熱を感じたとご報告を頂きました。
此れは身体が隅々から感じとりたいと思うほどに、腰椎一番から尾骨に向かって感じようとします。下で感じるほど温まるのです。
「いいんじゃない」此れは腰椎一番で感じたときの表現。
「す、 すごいよ」此れはダイレクトに仙骨で感じ「す」を表現した後に「、」間で更に下におりて尾骨で感じ「すごいよ」とレベル訂正して表現したのです。
だから感動しやすい人は、腰が冷えません。所謂熱い人です。
この入力装置が殆ど使っていない人が多いのです。
腰回りで情報を捉えると自然に腹式呼吸になります。
腹を意識して呼吸法を練習するよりも、腰回りで情報を捉える事が先です。
その時に「腹」は「肚」に転換されます。

そして出力が横隔膜から上の肋骨の仕事です。
このときには吐くエネルギーが重要です。

そうなると頭は、腰回りが情報を捉えた後に、呼吸を停めている「間」で一番働いているのです。
今ほとんどの人が頭に情報を送ります。
残念ながら頭で情報を収集出来ません。
其を「頭でっかち」と呼んでいるのです。
そして「腰が入っていない」とは、まさに腰回りで情報を収集していないと言うことです。
ひどい場合、所詮ひとつのことしか捉えられない頭で情報を収集しようとして、頭で対策を考え、頭で出力もこなす。
だから「頭にくる」のです。

最初に出てきた「後にまわす」は腰回りだから回せるのです。
決して忘れていません
出力の肺回りでは後に回せません。
だから肺で入力している方は焦りやすいのです。
さてこの続きは又明日に。

もう冬支度が始まっています
今日は煙突掃除と、夏場には
外す、軽いブリキストーブ設置の準備です。
此れから二ヶ月で雪がこいや様々を急速にこなして行きますが、この時期秋雨と重なり時間配分が間違えると大変な事になるのです。
晴れた日には外回りをこなさなくては。
「後にまわす」わけにはいかない作業です。
このとき後にまわすのは自分サイズの出来事です。
だから自我が少なくなっていきます。




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